世界初、彗星着陸に挑戦 水の起源を探査
- 2014年11月12日
- 世界のニュース
【共同】欧州宇宙機関(ESA)は12日、火星と木星の間にあるチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に10年かけて接近した無人探査機「ロゼッタ」から着陸機を分離し、彗星に向けて放出した。約7時間かけ降下する予定で、世界初の彗星着陸への挑戦となった。
着陸後にドリルで深さ20センチほどの穴を掘り、内部の組成を調べる計画。氷が主成分の彗星は、誕生したばかりの地球に衝突して水をもたらしたとする説があり、着陸調査は地球の水の起源に迫ると期待されている。
着陸機は縦、横、高さが約1メートルの箱形で名称は「フィラエ」。日本時間午後6時すぎ、彗星から約20キロ離れたところでロゼッタから切り離され、彗星の重力に引かれて降下した。3本の脚を展開し、着陸の衝撃で跳ね返らないようにいかりで固定。車輪はなく同じ場所にとどまり続ける。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ