HP、大規模データ解析エンジンをハドゥープに対応 〜 法人顧客の需要増で
- 2014年11月20日
- ハイテク情報
ヒューレット・パッカード(HP=Hewlett-Packard)は、同社の大規模データ(Big Data)解析プラットフォーム製品「ヴァーティカ(Vertica)」をハドゥープ(Hadoop)システムに対応させた「HPヴァーティカ・フォー・SQL・オン・ハドゥープ(HP Vertica for SQL on Hadoop)」を開発した。
同製品を使えば、ハドゥープに関する専門知識がなくても、非構造化データを含むハドゥープ・データの閲覧や検証が可能になる。大規模解析を高速処理できるため、データ解析も高速化される。
コンピュータワールドによると、HPヴァーティカ・フォー・SQL・オン・ハドゥープは、ホートンワークス(Hortonworks)とマップアール(MapR)、クラウデラ(Cloudera)のハドゥープ・ディストリビューション、ならびに企業が自社開発したものを含むアパッチ(Apache)ハドゥープ・システムに対応する。
HPによると、ヴァーティカ顧客の約半数はハドゥープの活用に関心を持っている。業務上で扱う非構造化データの量が激増していることを受けた動向だ。同製品を使えば、ハドゥープに格納されたデータの解析にあたり、フロントエンドとしてヴァーティカを利用することが可能になる。
ハドゥープ対応SQL製品市場における同製品の競合製品には、オープン・ソースの「アパッチ・ハイブ(Apache Hive)」をはじめ、クラウデラの「インパラ(Impala)」やIBMの「ビッグSQL(BigSQL)」、ピヴォタル(Pivotal)の「ホーク(Hawq)」がある。
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