米メーカーの便座にも消臭機能〜コーラーが発売、電池式ファンで
- 2014年11月25日
- 米国ビジネス
台所・浴室機器大手のコーラー(Kohler、ウィスコンシン州)は、クリスマス商戦に向けて消臭機能付き便座「ピュアフレッシュ」(90ドル)を発売した。
AP通信によると、同製品には外から見えない部分に電池式のファンが付いており、臭いを吸い込み炭素フィルターでろ過した後、芳香剤の容器(オプション)を抜けて排出する仕組み。人が座ると自動的に作動して、かすかな音を立ててファンが回り始める。
近年は米国製の便座も進化しており、自動的にふたが閉まる物や、便座ヒーターや夜間照明の付いた物などが20〜100ドルで販売されている。消臭便座の利用者は「客などが来た時も、他人の家のトイレを使うことへの抵抗を減らす」と話している。
ファンを動かすにはD型(単1)電池が2個必要で、炭素フィルター(6.99ドル)は半年間使え、芳香パック(3個で7.99ドル)は毎月交換する。消臭便座は2006年にブロンデル(Brondell、カリフォルニア州)が発売したが、製造コストが高い割に需要が低かったため11年に販売を打ち切っており、現在はビデ「スワッシュ1000」(600ドル)にコーラーと似たような消臭技術を搭載している。
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