シリア内戦の死者20万人超 収束見えず、監視団発表
- 2014年12月2日
- 世界のニュース
【共同】シリア人権監視団(英国)は2日、内戦が続くシリアで、2011年3月に反政府運動が本格化して以降の戦闘などによる死者が20万2354人に達したと発表した。激戦地など集計が困難な地域もあり、監視団は実際の死者数はさらに多いとみている。
シリアではアサド政権軍や親欧米の反体制武装勢力のほか、内戦に乗じて台頭した過激派「イスラム国」などが入り乱れて交戦、連日多数の死傷者が出ている。イスラム国を標的とした米軍主導の空爆も実施され、戦闘収束の兆しは見えていない。
今月1日までの人権監視団の集計によると、死者のうち一般市民は約6万3000人で、1万人以上の子どもと約6600人の女性が含まれていた。他に反体制武装勢力の約6万人が死亡、アサド政権側の軍兵士や民兵にも約7万6000人の死者が出た。
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