米記者の殺害を警告 イエメンのアルカイダ

 【共同】イエメンを拠点とする国際テロ組織アルカイダ系武装組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」は、米政府が3日以内に要求を満たさなければ、拘束中の米国人フォトジャーナリスト、ルーク・サマーズ氏(33)を殺害すると警告する映像を公開した。AP通信が4日、報じた。

 映像でAQAPの男は、具体的な要求に言及しなかったが、米政府はわれわれの要求を「よく知っている」と主張した。サマーズ氏本人も映像で「私にはあらゆる助けが必要だ」と訴えた。

 サマーズ氏は昨年9月に首都サヌアで何者かに拉致された。米紙ワシントン・ポスト(電子版)は3日、米国の特殊部隊とイエメン部隊が先週、サマーズさんらの救出を試みる合同作戦をイエメンで実施したが、失敗したと報じた。サマーズさんは既に別の場所に移されていたという。

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