ロシア軍機に緊急発進 バルト海で防空圏飛行

 【共同】国防総省のウォーレン報道部長は8日の記者会見で、複数のロシア軍機が6、7両日、バルト海沿岸国の防空識別圏に大掛かりに入り込み、北大西洋条約機構(NATO)などの航空機が緊急発進したと明らかにした。

 両日とも12機のロシア機が飛行しているのを確認。6日は爆撃機や給油機、7日には爆撃機や輸送機、練習機だったという。いずれも領空通過はなかったとしている。

 ウォーレン氏は「この数カ月間でロシア機の長距離偵察飛行が増加している」と指摘。ロシア側の意図は不明だとしつつ「ウクライナ情勢の収拾に向けた努力の助けにならない」と不快感を表明した。

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