マイクロソフト、マイクロサービス製品を披露 〜 クラウド・パース戦略の一環

 マイクロソフト(Microsoft)は、クラウド型パース(PaaS=Platform-as-a-Service)戦略の一角を担うプラットフォーム製品「アジュール・ビズトーク・マイクロサービシズ(Azure BizTalk Microservices)」を発表した。

 アジュール・ビズトーク・マイクロサービシズは、アジュール技術の集合製品「アジュール・パック(Azure Pack)」を通して、2015年第1四半期の先行公開版の提供が予定されている。価格は未公開。

 データ・センター・ノーレッジ誌によると、アジュール・ビズトーク・マイクロサービシズは、小規模サービスまたは「マイクロサービス」を組み立てブロックのように組み合わせることで、クラウド・アプリケーション向けプラットフォームの構築を可能にするもの。

 一般的なマイクロサービス・アーキテクチャーの場合と違い、アジュール・モデルはマイクロサービス群を拡張可能コンテナに置いて稼働できる。

 ビズトーク・サーバー(BizTalk Server)ソフトウェアを開発したビズトーク360(BizTalk360)のサラバナ・キューマー創業者兼最高技術責任者(CTO)は、アジュール・ビズトーク・マイクロサービシズについて、当面はビズトーク・サーバーと共存する可能性が高いという見解を示している。

 キューマーCTOはその一方で、ビジネス・ルールや認証のビズトーク・サービス(BizTalk Services)について、最終的にマイクロサービスに発展する可能性を指摘。マイクロソフトも同様に、ビズトーク・サーバーからアジュール・ビズトーク・マイクロサービシズへの移行を支援する意向を示している。

 キューマー氏はマイクロサービスについて、ビズトーク・サービス・モデルに勝る統合サービス・コスト優位性があると評価している。

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