テンセント、日本のモバイル・ゲーム会社に投資 〜 中国内競争の激化に対応
- 2014年12月16日
- ハイテク情報
中国のインターネット・サービス大手テンセント(騰訊控股有限会社=Tencent Holdings)は、モバイル・ゲーム事業を拡充するために日本のゲーム開発会社群への投資を強化している。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、東京拠点のゲーム開発会社エイミング(Aiming)は、テンセントがエイミングに投資し、エイミングが開発したモバイル・ゲーム群を中国本土と香港、マカオで流通させることで合意したことを明らかにした。
テンセントの投資額と、それによって同社がエイミングの何パーセントを保有するかについては非公開。
テンセントはまた、日本のガンホー(GungHo)と提携し、「パズル&ドラゴンズ」という人気ゲームを中国市場に流通させることで先日合意した。
中国のモバイル・ゲーム市場は昨今、急激に拡大していると同時に、テンセントは厳しい競争に直面している。同社は、日本のモバイル・ゲーム群を中国版に手直ししてゲームの種類を増やすことで、競争を勝ち抜こうと狙っている。
テンセントは、世界利用者人口4億6800万人のウィーチャットというスマートフォン向けメッセージング・アプリケーションを運営しており、ウィーチャットもモバイル・ゲーム流通経路の一つとして機能している。
テンセントは、韓国のモバイル・ゲーム開発大手CJゲームズにも5億ドルをすでに投資し、米国のライオット・ゲームズ(Riot Games)とエピック・ゲームズ(Epic Games)にもそれぞれ2億3100万ドルと3億3000万ドルを投資している。
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