米国初のスマートフォン運転免許証を開発中 〜 アイオワ州、2015年に投入

 アイオワ州政府は、米国初となるモバイル運転免許証を発行する計画を進めている。

 同州陸運局のアンドリア・ヘンリー報道官によると、陸運局は現在、運転免許証をスマートフォン画面に表示するアイフォーン向けとアンドロイド系スマートフォン向けの無料アプリケーションを開発中だ。

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、同アプリケーションは2015年中に市場投入される見通しだが、「プライバシーとセキュリティーに関する懸念」を理由に、正確な投入時期はまだ決まっていない。

 たとえば、警官に車を止められた運転者のスマートフォンのアプリケーションを使って警官が免許証を確認中に、運転者にとって都合の悪い何らかの通知やテキスト・メッセージが受信された場合、警官が捜査令状なしで個人のプライバシーを侵して情報を得る状況が起こりえる。

 そのため、アイオワ州政府では、運転者がスマートフォンを持ったまま警官に見せることで、警官がそれをスキャンできるようにする手法を模索中だ。

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