NY原油、54ドル台 サウジ石油相発言を嫌気

 【共同】18日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、指標となる米国産標準油種(WTI)1月渡しが前日比2.36ドル安の1バレル=54.11ドルで取引を終えた。

 前日は56ドル台まで持ち直していたが、3日ぶりの大幅反落で、中心限月の終値として約5年7カ月ぶりに54ドル台に落ち込んだ。

 サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が、サウジや石油輸出国機構(OPEC)による減産は「困難」と発言したと報じられた。主要産油国の要人の発言を受けて、世界的な供給過剰感が当面解消せず、相場の下落が続くとの懸念が強まり、売り注文が広がった。

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