96万5000ユーロの行方焦点に 八百長疑惑、選手口閉ざす
- 2014年12月19日
- スポーツニュース
【共同】サッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督が、スペイン1部リーグ時代に率いたサラゴサ(現2部)が八百長疑惑に揺れている。2011年5月21日の最終節でレバンテを下し、1部残留を決めた試合に不正の疑いがある。地元では「ボーナス」としてサラゴサのアギーレ監督、選手の口座にいったん振り込まれ、レバンテ側に渡ったとされる合計96万5000ユーロ(約1億4000万円)の行方が真相究明の焦点とみられている。
1932年創設のサラゴサはスペイン北東部に位置する地方クラブ。イグレシアス元会長の放漫経営や強引な手法を疑問視する声は以前からあったという。1部と2部ではテレビ放送権などの収入が桁違いで、残留か降格かは中小クラブの経営には死活問題だ。
17日、当時を知るサラゴサのディオゴ選手が取材に応じようとすると、クラブ広報から「何も話すな」と口止めされた。「かん口令」はリーグ全体に及び、レバンテに所属したエスパニョールのストゥアニ選手も18日、「裁判の前なので話せない」と質問を遮った。
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