報道の自由求め闘う 香港大教授の陳氏

 【共同】香港大ニュースメディア研究センター所長の陳婉瑩氏の話 米国と異なり、アジアで調査報道に携わる記者は、(政府から)報道の自由、透明性、説明責任を勝ち取るために闘わなければならない。いくつもの国に記者を束縛する法律がある。特に中国では、現政権になってから報道の自由が後退し、取り締まりが厳しくなった。その中で記者たちは懸命に努力し、優れた調査報道を生み出している。

 アジアでは大学、メディア、NPOが協力を拡大させている。調査報道には資金や人材が必要なためだ。(インターネット)技術の普及で、既存メディアは苦しんでいるが、それでも奮闘している。

 香港大でも、(記者出身の教員らによる)トレーニング、データジャーナリズム、企業を対象にした調査方法などを教えている。メディアが大学、NPOとの協力をさらに発展させ、情報やノウハウを共有することが望ましい。

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