「最強磁石」合成に成功 分子サイズ、病気治療も

 【共同】超強力な磁石を目に見えない極小の分子サイズで合成することに、九州大先導物質化学研究所の佐藤治教授らの研究グループが初めて成功し、6日付の英科学誌電子版に発表した。実用化されれば、磁気を使う高性能メモリーや計算装置の能力を飛躍的に向上できる。病気の部位に直接薬剤を届ける技術への活用も期待できるという。

 分子サイズの磁石は世界で激しい開発競争が展開されているが、いくつかの原子をつなげると互いに作用して磁性を失うなどの課題がある。

 研究グループは、磁性を持つ鉄原子18個や磁性のない鉄原子24個のほか、窒素、酸素、炭素などを最適な配置で球状に結び付けた分子を開発した。大きさは、直径2ナノメートル(ナノは10億分の1)。

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