石油施設のメタン漏れ規制 オバマ政権、温暖化対策

 【共同】オバマ政権は14日、天然ガスや石油の採掘施設などから大気中に漏れ出す温室効果ガスのメタンを、2025年までに12年比で40〜45%減らすための新規制案を発表した。

 地球温暖化対策の行動計画の一環。今年夏までに米環境保護局(EPA)が排出基準などの詳細をまとめ、16年以降に実施する。

 オバマ大統領が昨年表明した温室効果ガス排出量を25年までに05年比で26〜28%削減する国際目標の達成のための主要施策。国内の石油業界などからは不満の声も上がるが、オバマ氏は今年末のパリ会議で合意を目指す温暖化対策の新たな国際枠組みに向けて国内対策を強化する構えだ。

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