経済の拡大継続、原油安に懸念も 米地区連銀景況報告

 【共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は14日、全米12地区の連邦準備銀行による景況報告を公表した。2014年11月半ばから12月末の経済活動は「拡大を続けた」とし、大半の地区は「緩慢」か「緩やか」なペースの成長を報告した。エネルギー関連産業への原油安の影響が懸念される一方、個人消費は堅調な伸びを示しており、調査先の間では米経済の成長は続くとの見方が多い。

 報告では、カンザスシティー地区が12月は「ほんのわずか」な成長だったとしたが、その他の地区も含めて調査先の大半は今後数カ月で成長が加速すると予想した。一方、ダラス地区では成長がやや鈍ったとされ、調査先のいくつかは原油安による地元経済への影響を懸念した。全体として、エネルギー関連の製品やサービスの需要が「いくらか弱まった」とされた。ただ、エネルギー関連製品の生産は「増加」した。

 消費者支出が「大半の地区で増加」したとされ、小売り販売は総じて「わずかに」前年実績を上回った。自動車販売は「緩やか、ないし力強い」伸びをみせた。

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