サムスン、スマホ不振鮮明 10〜12月期、利益大幅減

 【共同】韓国のサムスン電子が29日発表した2014年10〜12月期の事業別決算で、スマートフォンを主力とするIT・移動通信部門の営業利益は約6割減となった。米調査会社はこの期間の世界のスマホ出荷台数でアップルがシェアを拡大し、首位のサムスンと並んだと発表。中国市場で急速に売り上げを伸ばし好業績となったアップルとは対照的な結果となった。

 米調査会社ストラテジー・アナリティクスによると、サムスンとアップルの世界の出荷台数はいずれも7450万台で、シェアは19.6%だった。

 サムスンはスマホの大型化に積極的に取り組み成功した。動画やゲームの見やすさから支持を広げた。アップルはこの大型スマホ市場に14年9月「iPhone(アイフォーン)6」と「6プラス」で参入した。

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