タカタ不正情報の提供者募る〜運輸当局、エアバッグ問題で

 運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、タカタ製エアバッグの欠陥問題で同社または同社製品の「考えられる欠陥や不正行為」について知る人物を探している。

 ロイター通信によると、NHTSAは電話窓口としてホットライン(1-888-327-4236)を開設した。情報提供者は法的に保護されるという。

 問題をめぐってはこれまで、タカタの元従業員6人がロイターに対し、インフレータ(膨張装置)などの欠陥と関係する特定の部品・原材料に関するデータの隠匿や改ざんを会社から命令されたことを明らかにしている。このうち2人は、ほかの社員が好ましくない検査結果を隠匿、改ざん、無視するのを見たという。

 情報提供者の募集について見解を求められたタカタは、声明で「運転する市民の安全確保へ向け、NHTSAや自動車業界の顧客企業と連携して全力を尽くしている」と述べた。

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