パイプライン法案可決 共和党、大統領と対決

 【共同】上院(定数100)本会議は29日、カナダ産原油を米国に運ぶ「キーストーンXLパイプライン」の建設推進法案を62対36の賛成多数で可決した。雇用を創出し経済活性化につながると訴える共和党が、拒否権を行使する構えのオバマ大統領に挑む形で悲願の法案可決にこぎ着けた。

 民主党内では環境への影響などを理由に反対論が根強く、パイプライン建設は両党の対立を象徴する政治問題となっている。昨年の中間選挙勝利で上院多数派となった共和党にとっては、議会の変化を国民に印象づける最初の法案可決となった。

 成立には下院を既に通過している法案と一本化した上で、大統領の署名が必要。世論調査では賛成派が多数を占めており、共和党は大統領が署名を拒否すれば、雇用創出に後ろ向きだとして政権を攻撃する考えだ。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る