豪、最悪で気温5度上昇 内陸部の酷暑日2倍に

 【共同】温室効果ガスの排出削減が進まなければ、最悪の場合、2090年に気温が5度上昇する-。オーストラリアの連邦科学産業研究機構(CSIRO)はこのほど、気候変動が同国にもたらす影響を総合的に分析した推定結果を明らかにした。

 CSIROは、将来の気候変化をコンピューターで予測する複数の気候モデルを使用して分析。同国は既に1910年から気温が0.9度上がっており、温室効果ガス削減が進まない場合、2090年には現在より2.8〜5.1度上昇すると推定した。内陸部では35度以上の暑さが年平均94日だが、2倍に増える恐れがあるという。

 研究担当者は「削減策が取られなければ気温が上昇し、暑い日が増え、海水面が上昇、海水の酸化も進む」と指摘した。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る