インテル、独ランティックを買収へ 〜 IoT機器向けチップの開発増強を図る

 インテル(Intel)は、ドイツの通信用チップ・メーカーであるランティック(Lantiq)を買収することで合意したことを明らかにした。

 ランティックは、インフィニオン・テクノロジーズ(Infineon Technologies)の後継企業として2009年に設立された。インフィニオン(現ランティック)は、サンフランシスコ拠点の投資会社ゴールデン・ゲイト・キャピタルに買収されており、その際の買収額は約4億ドルとみられる。

 インテルがゴールデン・ゲイト・キャピタルからランティックを買い取ることで合意した額がそれより高いのか安いのかは不明。

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、パソコンやサーバー向けのプロセッサー開発が本業のインテルだが、同社はそれらの事業への依存度を下げるために多種多様のチップ市場に進出しており、特に、無線通信機器向けのチップはモバイル機器市場の拡大を受けて、インテルが注力する事業部門の一つとなっている。

 ミュンヘン拠点のランティックは、広帯域通信に使われる機器類向けのチップとソフトウェアの開発を専門としている。それらの機器のおもな顧客は通信サービス会社だ。ランティックは、DSL(digital subscriber line)やワイファイ、イーサーネットを含む通信網技術に対応したチップを専門とする。

 インテルによると、ランティックの事業はインテルのクライアント電算グループに組み込まれる。同部門は、「モノのインターネット(IoT=Internet of Things)」に関連する業務を主導している。

 インテルはランティックを吸収することでIoT関連事業をさらに拡充し、今後の成長が確実視されるIoT市場での存在感を高め、それを次なる成長の原動力の一分にしようと考えている。

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