合同テストで不安残す F1復帰のホンダエンジン

 【共同】自動車のF1に復帰するホンダのエンジンを搭載したマクラーレン・ホンダが、1〜4日にスペインのヘレスデラフロンテラで行われたことし最初の合同テストに参加した。新型マシンの「MP4―30」は4日間で合計79周しか走れず、3月の開幕に向けて不安を残すスタートを切った。

 ともに総合優勝経験のあるフェルナンド・アロンソ(スペイン)とジェンソン・バトン(英国)が1日おきにハンドルを握ったが、初日と2日目は技術的なトラブルのため6周ずつで終了。3、4日目は持ち直したがタイム、周回数とも8チームの中で最下位だった。

 ホンダのF1総責任者、新井康久氏は「無事に実走できて安心した」と収穫を口にした。一方で「テストなので問題が起こることは想定していたが、今回のものは予想以上」とも認めた。

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