中国人強制連行で和解交渉 三菱マテリアルが当事者

 【共同】日中戦争時の強制連行をめぐり、昨年2月に三菱マテリアルなど日本企業2社を相手に損害賠償などを求めて北京市の裁判所に提訴した中国側代理人の康健弁護士は11日、三菱側との和解交渉の実施を明らかにした上で「謝罪を拒否するなど企業側に誠意がない」として交渉を「中止」すると発表した。

 北京で提訴した強制連行の損害賠償訴訟をめぐり、訴訟外での和解交渉が表面化したのは初めて。中国での統一交渉団の日本側代理人は、康氏が代理人を務めているのは中国側被害者の計6グループのうちの一つにすぎないため、全体の和解交渉は継続していくとの見通しを明らかにした。

 三菱マテリアルの広報・IR部は「係争案件のためコメントは差し控える」とした。

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