下院も油送管法案可決 大統領、拒否権行使へ

 【共同】下院本会議(定数435)は11日、カナダ産の原油を米国に輸送するパイプライン建設推進法案を270対152の賛成多数で可決した。共和党が推進する法案は既に上院も通過しているためホワイトハウスに送られるが、オバマ大統領は拒否権を行使する構えだ。

 パイプライン建設をめぐっては、雇用創出につながると主張する共和党に対し、民主党が環境への悪影響などを理由に反対し政治問題化。昨年の中間選挙勝利で上下両院の主導権を握った共和党は、議会の変革を印象づけるためこの法案の可決を最優先に位置づけてきた。大統領が拒否権を行使すれば、雇用創出に後ろ向きだとして政権批判を強める戦略だ。

 下院はこれまで類似の法案を何度も可決してきたが、昨年までは民主党が多数を占める上院に阻まれてきた。11日の下院の採決では民主党の29人も賛成に回った。

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