ダルビッシュの回復順調は朗報 藤川も加入のレンジャーズ

 【共同】昨季の大リーグ、レンジャーズは67勝95敗でア・リーグ最低勝率に終わったが、大物選手の獲得に動かず、静かなオフを過ごした。敗因は故障者が相次いだこと。主力が戻れば西地区の覇権争いに加われるとの計算がある。

 3年連続でオールスター戦に選ばれたダルビッシュにしても、右肘の炎症で8月9日の登板を最後に離脱した。本人が「(回復は)すごく順調」と言うのは朗報だ。トレードで獲得した通算89勝のガヤード、左膝手術から完全復活を期す左腕ホランド、昨季2桁勝利を挙げた元プロ野球広島のルイスまでは先発陣が固まっている。

 若い救援陣には、右肘の手術を経て昨季復帰した藤川が加わった。経験豊富な右腕が本来の力強さを取り戻せば、抑えのフェリスとの必勝リレーが見られるだろう。左腕の中継ぎ不足は不安要素で、先発がいかに長く投げられるかが鍵になる。

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