タカタ製、99万台未改修 米で死亡事故、日本に同型

 【共同】タカタ製エアバッグの欠陥問題で、国土交通省は13日、日本国内でリコール対象となった約305万台のうち、1月末時点で約99万台が未改修と発表した。改修率は68%にとどまっている。対象車は、衝突時にエアバッグのガス発生装置が破裂し、金属片が飛び散る恐れがある。

 米南部テキサス州では1月、ホンダの2002年型「アコード」でエアバッグが異常破裂。運転していた男性の首に金属片が刺さって死亡した。この車は11年に米国でリコール対象となったが、未改修だった。

 国交省によると、この車と同型のガス発生装置を搭載し、日本国内でリコール対象となったホンダ車約5600台のうち、約100台が未改修という。国交省担当者は「事故が起きた場合の危険性が高く、改修を急ぐよう各自動車メーカーに求める」としている。

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