NY株続落、44ドル安 原油安、1万8000ドル割れ

 【共同】19日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、原油下落による悪影響が懸念されて続落し、前日比44.08ドル安の1万7985.77ドルで取引を終えた。終値で1週間ぶりに1万8000ドルの大台を割り込んだ。

 一方、ハイテク株主体のナスダック総合指数は7営業日続伸で18.34ポイント高の4924.70と2000年3月下旬以来、約14年11カ月ぶりの高値をつけた。ハイテク関連の一角などが引き続き物色された。

 19日のニューヨーク原油先物相場が続落したことで石油大手シェブロンなどが売られ、ダウ平均の足を引っ張った。この日、米国内の従業員の最低賃金引き上げを公表した小売りのウォルマート・ストアーズも値下がりした。市場では「収益悪化につながると不安視された」(アナリスト)という。

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