シリアから帰国40人 米長官、テロ情報はなし

 【共同】クラッパー国家情報長官は2日、ニューヨークのシンクタンク「外交問題評議会」の会合で、過激派組織「イスラム国」が活動するシリアから帰国した米国人が40人前後に上ると明らかにした。ただ人道支援のため渡航した人も含まれ、帰国者による米国内でのテロ計画は把握していないと語った。

 欧米の若者が戦闘員として同組織に参加する流れが止まらないことについて、長官は「何が彼らを引きつけているのかが問題だ。一つの理由だけではなく、感情的、観念的な要素が組み合わさっているのだと思う」と分析した。

 また、湾岸諸国やイスラム教の団体から過激派組織への資金提供が減少している点も強調した。イスラム国の場合、昨年の収入に占める献金の割合は1%以下とみている。

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