「いのちの教科書」世界へ 被災中学の卒業生が作成

 【共同】1000年後の命を守りたい-。東日本大震災を経験した宮城県女川町立女川中の卒業生たちが、防災の知識や教訓をまとめた「いのちの教科書」作成に取り組んでいる。14日からの国連防災世界会議では活動内容を紹介する資料を配る予定で、英訳版も準備中だ。震災で亡くなる人が一人でも少なくなるようにとの願いを込める。

 約2年前、世代を超えて教訓を伝えようと、社会科の授業の中で生徒が提案したのがきっかけ。津波のメカニズムなど基本的な知識や避難所で暮らした体験談を、中学生向けに分かりやすい内容でまとめる。今年中の完成を目指している。

 メンバーの一人、高校1年の鈴木元哉さん(15)は「伝えなきゃいけないことがあるという思いを行動に移せたのはすごいこと。制作を進めながら、いのちを守るという活動の意義を再確認した」と振り返る。

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