ゾウのショー取りやめへ 有名サーカスが決定

 【共同】米国で有名な「リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス」は、絶滅の恐れがあるアジアゾウを使用したショーを2018年までに取りやめることを決めた。親会社が5日、発表した。

 現在巡業している計13頭を、親会社のフェルド・エンターテインメントが運営するゾウの保護センター(フロリダ州)に移送する計画。トラやライオン、馬、犬、ラクダは引き続きショーに登場する。

 AP通信によると、昨年4月にロサンゼルスで先端のとがった調教棒の使用が禁止されるなど、サーカスでのゾウの使用に対する批判が強まっていた。米動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々」は声明で「事実ならシャンパンのコルクを抜く(祝福の)日だ」とする一方、数年後でなく直ちにゾウ使用をやめるべきだと求めた。

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