研究は宝くじに似ている ノーベル賞受賞の中村氏

 【共同】青色発光ダイオード(LED)の開発でノーベル物理学賞を受賞したカリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授(60)が23日、ロサンゼルス郊外トーランスで講演し、「研究は宝くじを当てるのと似ている」などと話した。

 講演には在米の日本人ら200人以上が参加した。中村教授はLEDの材料の候補として、世界中で数千人が研究していたセレン化亜鉛でなく、ほとんど研究者がいなかった窒化ガリウムを選んだ結果が賞につながったとして「(研究は)ギャンブル性が非常に強い」と指摘した。

 青色LEDの米国での普及について、現在のペースで照明のLED化が進めば、2030年までに原発約20基分がいらなくなると省エネ効果を説明した上で、現在はさらに効率的なレーザー照明を研究しているとした。

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