移植未登録児に人工心臓 脳死女児両親が認可希望

 【共同】国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)は2日、移植の待機患者として登録していない重い心臓病の生後10カ月の女児に、臨床試験(治験)としてドイツ製の小児用補助人工心臓を装着する手術をしたと発表した。

 今年1月、大阪大病院で移植待機中に脳死となり臓器提供した6歳未満の女児の両親は、この補助人工心臓の早期認可や、臓器提供の少ない現状を訴えるコメントを公表。女児は容体が急変し、この補助人工心臓が未認可のため、長期間使うと血栓ができる危険がある別の人工心臓で移植を待っていたが、脳死となった。

 今回の補助人工心臓はドイツ・ベルリンハート社が開発し、東京大、大阪大、同センターが2012年から治験を開始。移植までのつなぎとなるが、治験で装着を受けるには日本臓器移植ネットワークに登録が要るなど厳しい基準があった。

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