特ダネ志向の落とし穴 記事撤回、裏付け取材欠く

 【共同】米誌ローリング・ストーンがバージニア大の性暴力を伝えた昨年11月の記事を撤回した。被害者とされる女性の主張に疑問が生じ、虚報の疑いすら出てきたからだ。記事は掲載時から反響を呼び、米メディアは撤回に衝撃を受けている。特ダネ志向の落とし穴にはまり、裏付け取材を欠いたとみられる。

 バージニア大は第3代ジェファーソン大統領が創設した有名大。昨年は全米で大学の性暴力が問題化し、オバマ大統領も根絶を訴えた。

 2008年から同誌に書いてきた女性契約記者が記事を執筆した。女性への取材を何度も重ねた末、男子学生中心のサークルのパーティーで7人に暴行されたとする様子を詳細に描いた。内容とタイミング、大学の知名度が重なり、大きな話題になった。

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