米鉱工業生産0.6%低下 3月、2年7カ月ぶり下落率 

 【共同】連邦準備制度理事会(FRB)が15日発表した3月の鉱工業生産指数(季節調整後)は前月比0.6%低下し2カ月ぶりのマイナスとなった。2012年8月(0.6%低下)以来2年7カ月ぶりの大きな下落率で、市場予想(0.3%低下)以上に下がった。鉱工業生産活動は昨年末以降、足踏み基調が続いている。

 暖房需要で前月まで大きく伸びていた電力・ガスが反動でマイナスとなったほか、原油安で石油・ガスの掘削などが引き続き落ち込んで鉱業も低下し、全体水準を押し下げた。

 生産指数の内訳は、製造業が0.1%上昇。主力の自動車・同部品が3.2%上昇と4カ月ぶりのプラスとなった。電力・ガスは5.9%、鉱業は0.7%それぞれ低下した。

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