パナソニック、航空機内ワイファイ事業を強化 〜 業界見本市で幹部が明言
- 2015年4月20日
- ハイテク情報
パナソニックの航空部門パナソニック・アビオニクス(Panasonic Avionics)は、航空機内にワイファイ接続システムを搭載する需要が激増していることを受けて、実装ペースを現在の2倍に引き上げる必要があるという考えを示した。
ロイター通信によると、航空会社は近年、機内でインターネットを使いたいという乗客の希望に応えるためだけでなく、乗客市場へのアクセスを狙う企業との有利な広告契約を取り付けるためにも、機内ワイファイ接続システム導入を急いでいる。
同市場では、パナソニックが2009年以降、オンエアやゴーゴー、グローバル・イーグルのロウ44といった競合社を抑えて先行し、46%の市場占有率を獲得している。
営業担当のニール・ジェイムズ氏は先日、ハンブルグで開かれた航空機内装見本市において、「2014年に488機に実装したが、需要に追いつくためには、実装ペースを2倍に引き上げて年間1000機にする必要がある」と語った。
ジェイムズ氏は、「向こう10年間に1万2000機のナロー・ボディー機(通路が1本の旅客機)にワイファイ接続機能が搭載される」と予想する。
同氏はまた、「パナソニックは航空機向け事業拡大のための買収を模索する」と述べた。同社は最近、アプリケーションやポータルを設計するソフトウェア・コンサルティング会社テクテルの買収を発表したばかり。
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