3月22日以降に飛来か 官邸屋上のドローン

 【共同】東京都千代田区の首相官邸屋上で小型無人機「ドローン」が見つかった事件で、屋上のヘリポートが最後に使われたのは3月22日だったことが23日、捜査関係者や官邸事務所への取材で分かった。その際にドローンは確認されておらず、以降に何者かが官邸に向けて飛ばしたとみられる。

 警視庁麴町署捜査本部は、飛ばされた日時の特定がドローンの操縦者の割り出しにつながるとみて、周辺の防犯カメラ映像の分析や関係者への聴取を進める。屋上は、警察官による日常的な巡回の対象ではなかったという。

 ドローンから検出された放射性セシウムは自然界にほとんど存在せず、捜査本部は機体に付いていた容器内の液体に、東京電力福島第1原発事故で放出されたセシウムが含まれている可能性もあるとみている。

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