また銃乱射事件 銃規制論議の高まり必至
- 2012年12月14日
- アメリカ発ニュース
【共同】コネティカット州で14日起きた銃乱射事件は、小学校に押し入り子どもたちを無差別に撃った犯行の凶悪性が際立つ。過去最悪レベルとなった犠牲者数に加え、リベラル派市民の多い州が現場になったことも影響し、銃規制を求める議論が従来以上に高まるのは必至だ。
米国伝統の「武装する自由」を重視する保守派世論に配慮し、銃規制強化に慎重な立場を維持してきたオバマ大統領だが、声明で「再発防止のため、政治は度外視して有意義な行動を起こす必要がある」と宣言。銃があふれる米社会の現状を変える決意を表明した。
今年7月にコロラド州の映画館で起きた乱射事件など、米国では大規模な乱射事件が起きる度にリベラル派から銃規制を求める声が上がる。しかし、政界に強い影響力を持つ全米ライフル協会(NRA)など保守派の反発は強く、改革には結び付かない状況が続いてきた。
「有意義な行動」を宣言したオバマ氏は、以前から殺傷力の強い武器の制限に意欲を示している。NRAなどが頑強に抵抗するのは確実だが、今回の事件を機に踏み込んだ対策を打ち出す可能性がある。… 続きを読む
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