東芝、身体装着型の開発を促進 〜 機器とソフトウェアの開発キットを発表へ

 東芝は、アプリケーション・プロセッサーを使った身体装着型端末の開発を促進するために、ハードウェアとソフトウェアの開発キットを発表する。

 PCワールドによると、同キットは、アプリケーション・プロセッサー「TZ1001MGB」を組み込んだHDK(ハードウェア開発キット)と、そのハードウェアで動作するSDK(ソフトウェア開発キット)、そしてソフトウェア開発ツールで構成されている。

 チップ業界はこのところ、身体装着型端末やIoT(Internet of Things)機器の潜在性を非常に重視するようになっている。インテルやブロードコムといった半導体大手も、自社製品開発を進める一方で開発ツールを提供し、他社による開発を刺激しようと図っており、東芝はその流れに加わった格好となる。

 東芝のTZ1001MBGは、検知器とプロセッサー、フラッシュ・メモリー、低電力ブルートゥース(BLE)コントローラーを搭載。用途として、たとえば、身体装着型端末利用者の心拍数を確認するといったことが考えられる。

 東芝は、IoT機器の開発者に対して同キットを5月7日から提供する。また、開発環境の提供を告知するキャンペーンをすぐにも開始し、さらにリファレンス・ボードも無償提供する方針だ。

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