田中、順調ブルペン投球 「自然と振れていく感覚」

 【共同】右の手首と前腕を痛めて故障者リスト(DL)入りしている大リーグ、ヤンキースの田中は12日、チームの遠征先セントピーターズバーグで故障後初めてブルペンでの投球練習を行い、順調な回復ぶりを示した。

 捕手を座らせて30球。試合前のがらんとした球場で、ミットをたたく音がだんだんと大きくなっていった。「自然と(腕が)振れていく感覚があった」という。スプリットやスライダーといった変化球も投げ、制球面を含め「思ったより良かった」と状態が上向いている実感がこもった。

 4月末のDL入りから、およそ1カ月でのメジャー復帰を目指す。投球を見守ったロスチャイルド投手コーチは「すべての球種がよかった。すべてが予定通り」と笑顔だった。田中はもう一度ブルペン入りしてから傘下マイナーでのリハビリ登板に臨む見込み。

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