情報収集制約は市民の勝利 スノーデン元職員が寄稿

 【共同】テロ対策を名目とした米国家安全保障局(NSA)の秘密情報収集活動などを2013年に暴露した米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者は4日、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)に寄稿し、NSAが米国民の通話履歴を収集できなくなるのは「すべての市民の権利にとって歴史的な勝利だ」と称賛した。

 NSAの活動を制約する「米国自由法」が2日成立し、6カ月後には通話履歴の大量収集ができなくなる。

 元職員は、欧州各国や国連などが13年以降、基本的人権を保護する目的で情報機関などによる無差別な情報収集の規制に乗り出していると指摘。「自分の告発に社会が無関心だったり冷笑的な態度を示したりして、命がけの行為が無意味になるのではないかと恐れたこともあった。自分が間違っていたことがこれほどうれしかったことはない」と述べた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る