ミナミ通り魔、死刑判決 「刑事責任、極めて重大」

 【共同】大阪の繁華街・ミナミで2012年、通行人2人を無差別に刺殺したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われた無職礒飛京三被告(40)の裁判員裁判の判決で、大阪地裁は26日、「無差別殺人に向けた強固な殺意があり、刑事責任は極めて重大だ」として求刑通り死刑を言い渡した。弁護側は即日控訴した。

 石川恭司裁判長は争点となった犯行時の状態を「完全責任能力があった」と判断した。

 被告には過去の覚せい剤使用による精神障害があったとしたが「自殺、実家の栃木県への帰郷、幻聴に従い人を刺すとの三つの選択肢の中から自ら選んだ答えを、周囲の状況を理解し、目的に沿った行動を取りながら実行した」と認定。善悪の判断や自らの行動をコントロールする能力が著しく失われていなかったのは明らかだとした。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る