FRB、スタッフ予想を誤って掲示 15年4QのFF金利「0.35%」

 【共同】6月16~17日の連邦公開市場委員会(FOMC)に討議資料として提出されたスタッフの経済見通しが誤って米連邦準備制度理事会(FRB)のホームページに掲示されていたことが分かった。米連邦準備制度理事会(FRB)が24日公表した。見通しには政策金利フェデラルファンド(FF)金利の水準や失業率などが記載されており本来は非公表。数値は29日からホームページで閲覧可能な状態になっており、FRBは既に公になったものとして、あらためて数値を公表した。

 スタッフの見通しによると、15年10~12月期のFF金利を現在の0~0.25%より高い0.35%とみていた。10~12月期ベースで16年は1.26%、17年は2.12%と予想。20年には3.34%になるとしている。

 実質国内総生産(GDP)については、15年10~12月期で前年同期比2.31%増と予想。個人消費支出(PCE)物価指数は1.15%上昇、コアPCEは1.33%上昇、失業率は5.34%としている。15年の数値は全て、同じ会合で示されたFOMC参加者の見通しより高い数値を見込んでいた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る