FCAに過去最大制裁金 米当局、不適切リコール

 【共同】道路交通安全局(NHTSA)は26日、欠陥車のリコール(無料の回収・修理)で不適切な対応があったとして、欧州自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が1億500万ドル(約130億円)の制裁金を支払うことで合意したと発表した。NHTSAが1社に科す制裁金として過去最大の額という。

 これまでの最大はことし1月にホンダが支払いに合意した計7000万ドル。

 FCAは、欠陥車の一部に当たる50万台超については買い取りに、100万台超に関しては市場価格に上乗せした価格での下取りか金銭面の補償にそれぞれ応じる。フォックス運輸長官は「メーカーが安全上の欠陥を修理する義務を真剣に果たさない場合、当局が厳しい措置を講じることを肝に銘じるべきだ」とコメントした。

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