MRJ、米で開発加速 拠点設置、本場の人材活用

 【共同】三菱航空機(愛知県豊山町)は3日、国産初の小型ジェット旅客機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)の新たな開発拠点を航空産業の本場、西部ワシントン州シアトルに開いた。米国人専門家のノウハウも活用して開発を加速し、これまでの遅れを挽回する「切り札」だ。

 日米などの航空当局による安全認定取得に向けて来年4~6月期から米国で飛行試験を実施する。その支援や試験結果の解析などを手掛ける。

 森本浩通社長は3日開いた式典で「航空産業の世界拠点であるシアトルの人材と知識を最大限活用したい」と意気込んだ。ワシントン州のインズリー知事は「頑張れ」と日本語で激励した。

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