殿堂館長も注目のイチロー　「人格も素晴らしい」

　【共同】大リーグ、マーリンズのイチローは41歳で迎えた今季も安打を積み重ねている。10日現在で打率2割4分8厘だが、随所に見せる好プレーはいまだ一級品。米国野球殿堂のアイドルソン館長はイチローの殿堂入りについて「イチローのキャリアを考えれば、引退したときに日本人初の殿堂入り選手となるのはいい事例になる」と話す。

　米国野球殿堂入りの目安は打者が3000安打か500本塁打とされ、引退5年後に候補者の資格を得て全米野球記者協会会員の投票で決まる。イチローは現在メジャー通算で2909安打、496盗塁。大リーグ公認の米記録専門会社によると「3000安打、500盗塁」達成者は過去6人しかおらず、イチローも着実に歩を進めている。

　イチローはメジャー1年目の2001年を最初に幾度もニューヨーク州クーパーズタウンにある殿堂を訪れ、自身の用具などを寄贈。親しいアイドルソン館長は「人格も素晴らしいし、成績も過去に殿堂入りした米国選手と並ぶものだ。日本でも何度も首位打者になっている」と実績に敬意を表した。

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