上原の右手首回復優先 今季絶望の見通しと球団

 【共同】大リーグ、レッドソックスは10日、抑えの上原浩治投手が打球を受けた右手首を骨折していたことが判明し、今季絶望の見通しになったと発表した。球団は「完全な回復を期待している」とし、来季を見据えて万全な状態に戻すことを最優先にしたようだ。

 負傷したのは7日のタイガース戦。満塁のピンチで登板し、本能的に打球を止めにいったのが原因だった。4月に40歳になった上原は25セーブを挙げ、メジャーのシーズン自己最多セーブまであと一つに迫っていた。順調なら斎藤隆(現プロ野球楽天)が持つ大リーグ日本選手最年長セーブ記録も9月末に更新できる可能性があっただけに惜しい離脱となった。

 チームはここまで50勝62敗でア・リーグ東地区最下位と低迷し、2年連続でプレーオフ進出を逃すことが濃厚だ。上原とは推定900万ドル(約11億円)の来季契約を残している。巻き返しを期す来季に向けて残りのシーズンで無理をさせない計算が働いても不思議ではない。

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