歴代内閣のおわび不変 謝罪継続には区切り
- 2015年8月14日
- 日本発ニュース
【共同】政府は14日午後の臨時閣議で、戦後70年の安倍晋三首相談話を決定した。談話は先の大戦をめぐり、歴代内閣が謝罪を続けてきたと紹介する形で「おわびの気持ち」を記述。「歴代内閣の立場は今後も揺るぎない」と表明した。一方で「戦争に関わりのない世代に、謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と強調し、謝罪に区切りをつけたい意向も示した。国際紛争を解決する手段としての「侵略」を否定したものの、中国大陸などでの日本の行為を侵略とは明示しなかった。
1995年の村山富市首相談話に明記された「おわび」などを盛り込みながら歴代内閣の立場を引き継ぐ姿勢を示し、歴史認識問題の収拾を図りたい思惑があるとみられる。ただ、自らの言葉としての謝罪とは受け取られない可能性もある。
中国、韓国のメディアは、談話が歴代内閣の歴史認識を間接的に引用したにすぎないなどと批判的に報じた。韓国の与党は談話を評価した。
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