シュルンベルジェがキャメロン買収〜油田サービス拡充へ
- 2015年8月28日
- 米国ビジネス
油田開発・サービス世界最大手のシュルンベルジェ(Schlumberger、テキサス州)は26日、より安く幅広い商品を提供するため、掘削機材メーカーのキャメロン・インターナショナル(Cameron International、同)を148億ドルで買収すると発表した。
ロイター通信によると、買収価格は原油価格がまだ1バレル=100ドルだったころのキャメロンの時価総額に相当し、2014年以降、原油価格が60%下落した後に実施されたエネルギー・サービス会社の合併では2番目の規模となる。最大は14年11月に発表されたハリバートンとベイカー・ヒューズの350億ドルの合併。
今回の合併によって、油田調査から井戸掘削まで幅広い事業にキャメロンの油圧制御機器や爆発防止装置といった商品を加えられるようになる、BMOキャピタル・マーケッツのアナリストは「顧客により完全なサービスを提供し、シェアを拡大できる」と見ている。売り上げは20%増加する見通しで、14年売上高の合計は590億ドル。
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