米研究所が高橋氏に授賞 iPS臨床の功績

 【共同】サンフランシスコのグラッドストーン研究所は西部時間8日、再生医療の実用化に功績のあった研究者に授与する「オガワ・ヤマナカ幹細胞賞」を、理化学研究所(神戸市)の高橋政代プロジェクトリーダーに授与すると発表した。

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を世界で初めて臨床応用した功績。副賞は15万ドル(約1800万円)で、16日にグラッドストーン研究所で授賞式が行われる。

 同賞は米国の実業家と、研究所の上席研究員も務める京都大の山中伸弥教授にちなんで創設され、今回が第1回の授賞者選定。山中教授も審査に携わった。高橋氏らのチームは昨年9月、iPS細胞から作った網膜細胞のシートを目の病気の女性に移植する世界初の手術を実施した。

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