阿蘇山噴火、噴煙2000メートル 警戒レベル3に引き上げ

 【共同】14日午前9時43分ごろ、熊本県・阿蘇山の中岳第1火口で噴火が発生、噴煙が火口から2000メートルの高さまで上がった。気象庁は、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げた。火口周辺には大きな噴石が飛び、広い範囲で降灰が確認された。気象庁は、火口から2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼び掛けている。

 気象庁は、地中のマグマに触れた地下水などが水蒸気になって爆発する「マグマ水蒸気噴火」の可能性が高いとみている。2000メートル級の噴煙は1994年12月以来で、2007年の警戒レベル運用開始後、阿蘇山のレベル3は初めて。

 ヘリコプターからの調査では、火口の北東側約1キロ、南東側約1.3キロの範囲が変色。温度がやや高い領域があり、火砕流の痕跡の可能性があるとみている。火砕流と確認されれば、死者3人が出た1979年9月の爆発的噴火以来となる。

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