ペルー人、6人殺害か 死亡夫婦の現場に血文字

 【共同】埼玉県熊谷市石原の2軒の住宅で16日、計4人が殺害された事件で、二つの現場に残されていた足跡が、身柄を確保されたペルー人の男(30)=住居侵入容疑で逮捕状、意識不明=のものと酷似していることが17日、捜査関係者への取材で分かった。14日に市内であった夫婦刺殺事件の現場の足跡も酷似しており、埼玉県警は計6人の殺害に関与した疑いがあるとみて全容解明を進める。

 夫婦が刺された自宅現場に血で書かれた外国語のような文字があったことも判明。県警は男が書いた可能性があるとみている。捜査関係者によると、男に関し、姉などが県警に「(容疑者は)ストレスがたまっていた」「不安定だった」としており、精神鑑定が必要になる可能性もある。

 県警によると、男は住所、職業不詳のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者で、周辺の住宅敷地への侵入を繰り返した疑いがあることも判明。県警は忍び込んで被害者と出くわし、包丁で襲撃したとみている。

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